6-15-16 構造動作トレーニング・東京教室

6-15-16 構造動作トレーニング・東京教室

しなやかな体を作る!滑らかで柔らかな動きをトレーニングする方法


執筆:中村考宏

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師。2020年三重県桑名市多度町にえにし治療院を開院。股割り歴20年、MATAWARI JAPAN 代表。パーソナルトレーニング。著書「骨盤おこし」で体が目覚める(春秋社)、趾でカラダが変わる(日貿出版社)、他多数。メディア「anan」「クロワッサン」「Tarzan」などで「骨盤おこし」「足指」を紹介。NHKテレビでコロナ禍の運動不足解消エクササイズを紹介。プロフィール詳細ユーチューブチャンネルアメーバブログ

骨格、筋肉、関節の調和

しなやかな体を作りたい。滑らかで柔らかな動きができるようになりたい。そのような目的でトレーニングされている方も多いと思います。しなやかな体を作るためには、単に体を柔らかくするということでなく、滑らかで柔らかな動きができるようにトレーニングをしていかなければなりません。とにかく、動きに注目し、動きをトレーニングすることが重要です。まず、動きの骨組みは骨格ポジションです。そして、動きを作るのは筋肉の作用と関節の運動です。しなやかな体は、骨格、筋肉、関節、これらの機能が調和することで、その構造が完成します。

人形操演者の和田泉さん

6月の東京教室は、人形操演者の和田泉さんが4講座通しで参加され、しなやかな体を作るための気づきがあったようです。

 

ゼンマイが巻かれたよ

 

4講座の内容は、世話役の中島章夫先生と相談を重ねて、骨格ポジション⇒筋肉を出力できる状態にする筋トレ⇒股割り⇒構造動作トレーニングの内容と順になっています。どうして、この内容と順になっているのか、これまで言及された方はいませんでしたが、和田泉さんは、それに気づかれたようで凄いです。

神経回路

動きをトレーニングするためには、自分がおこなっている動きを理解することが重要です。視覚、聴覚、触覚などの感覚器から感覚神経を通じて、脳、脊髄に情報が伝わり、その情報を処理し、脳、脊髄から運動神経を通じて、筋肉に指令が送られます。このような神経回路が上手に働けば、自分の体を思い通りに動かすことができます。感覚器と神経回路の関係を理解して動きをトレーニングすることが必要です。ですから、単に筋肉を柔らかくするとか、筋肉に負荷をかけるトレーニングだけでは、神経回路が上手に働くようにはなりませんので、滑らかで柔らかな動きができるようにはならないのです。

スクワットで動きに注目する

動きをトレーニングすることと、筋肉をトレーニング(ストレッチ、筋トレ)することには、大きな違いがないように思われる方も多いと思います。しかし、実際には全く異なるトレーニングなのです。例えば、スクワットで動きに注目する場合は、筋肉だけだなく体の機能を総合的に調和し、神経回路を上手く働くようにトレーニングしますので、筋トレとは異なるのです。

無意識下の感覚

動きをトレーニングする場合は、感覚が大事です。視覚、聴覚、触覚などの表在感覚は、日頃から使い慣れている感覚ですが、動きを調節する深部感覚がなかなか上手く働くようになりません。この感覚は、固有感覚ともいって無意識下で、運動を調節する感覚なので、わからない時期は、動きの中を手探りしている状態です。無意識下の感覚を上手く働くようにするポイントは、とにかく、どの動作においても、丁寧に、ゆっくり、正確に、何度も繰り返すことです。そうすることで、無意識下の感覚が見えるようになって、滑らかで柔らかな動きができるようになります。そして、しなやかな体を手に入れることができるのです。

構造動作トレーニング

構造動作トレーニングは、骨格、筋肉、関節、感覚を統合し、神経系統を構築することを目的とするトレーニングです。

構造動作トレーニング・東京教室

第3日曜日(+前日の土曜日)
運動の質を根本から変える構造動作理論に基づくトレーニングを指導します。

構造動作トレーニング・パーソナルトレーニングをご希望の方

当院では、体の不調や故障を改善するための治療、健康増進やパフォーマンスアップのための施術をしています。ひとりひとりに最善のサポートができるようこころがけていますので、症状や気になることをできる限りお知らせください。また、遠方から来院される方や集中的にみてほしい方には個人指導・パーソナルトレーニングをしています。小学生からシニア、アマチュアからプロスポーツ選手までサポートさせていただいています。ご希望に応じて、再発予防、健康増進、パフォーマンスアップのトレーニングを指導しています。トレーニングは、ひとそれぞれ体の状態が違いますので、体の状態に必用な内容を指導しています。