執筆:中村考宏
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師。2020年三重県桑名市多度町にえにし治療院を開院。股割り歴20年、MATAWARI JAPAN 代表。パーソナルトレーニング。著書「骨盤おこし」で体が目覚める(春秋社)、趾でカラダが変わる(日貿出版社)、他多数。メディア「anan」「クロワッサン」「Tarzan」などで「骨盤おこし」「足指」を紹介。NHKテレビでコロナ禍の運動不足解消エクササイズを紹介。プロフィール詳細、ユーチューブチャンネル、アメーバブログ
11月の構造動作トレーニング・東京教室は、Takahiroラボ、所有感覚メソッド、股割りチャレンジ、構造動作入門の4講座をおこないました。今回は股割りチャレンジに初参加の方が多くみえました。最近はブログを書くよりも、動画にする方がやりやすいのでユーチューブの投稿がメインになっていました。文章では表現できない動きの表現ができるので、構造動作トレーニングにはもってこいのツールなのだと思います。そして今回、ユーチューブ投稿が、興味をもっている方たちに届いたことで、動画を見て参加される方たちがみえたのでしょう。
構造動作トレーニングの股割りはパフォーマンスの向上を目的とした股関節トレーニングです。トップ選手のような骨格位置がそろった状態の体で股関節をトレーニングするのと、一般の私たちのような骨格位置がそろっていない状態の体で股関節をトレーニングするのでは、同じ効果が得られるでしょうか?一般の私たちからはベストな体の状態だと思えるトップ選手たちでさえ、思うようなパフォーマンスができなくなったり、故障で動けなくなったります。それほどパフォーマンスを向上させるためのトレーニングは難しいのだと思います。実践で使いこなせる股関節の可動域を拡大するためには、5ポイントのクリアが必要です。
手厚いサポートがある環境でフィジカルトレーニングをしているトップ選手でも、この5ポイントの均衡が崩れれば不振に陥ります。今回、股割りチャレンジに初めて参加された方たちは、開脚ストレッチしかしていませんので、実践で使える股関節の可動域を手に入れることができなかったわけです。ストレッチには開脚ポーズができるようになれば、股関節が柔軟になってパフォーマンスが向上するという錯覚がセットになっています。股関節のメカニズムを正しく理解してトレーニングを進めていくことが必要です。
筋肉の起始停止部は骨に付着しています。筋肉と骨格位置をそろえて、筋肉が最大限に収縮できるようにし、関節運動で作用できるようにトレーニングを進めていきます。
骨の位置と関節運動の方向を身に付けるためには固有感覚を厚くしていかなければなりません。
ベクトル方法を捉え、重心移動を円滑におこなえるようにし、実践的に使える股関節の可動域の拡大を目指します。
11月の構造動作トレーニング・東京講座へのご参加ありがとうございました!
第3日曜日(+前日の土曜日)
運動の質を根本から変える構造動作理論に基づくトレーニングを指導します。
当院では、体の不調や故障を改善するための治療、健康増進やパフォーマンスアップのための施術をしています。ひとりひとりに最善のサポートができるようこころがけていますので、症状や気になることをできる限りお知らせください。また、遠方から来院される方や集中的にみてほしい方には個人指導・パーソナルトレーニングをしています。小学生からシニア、アマチュアからプロスポーツ選手までサポートさせていただいています。ご希望に応じて、再発予防、健康増進、パフォーマンスアップのトレーニングを指導しています。トレーニングは、ひとそれぞれ体の状態が違いますので、体の状態に必用な内容を指導しています。
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