執筆:中村考宏
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師。2020年三重県桑名市多度町にえにし治療院を開院。股割り歴20年、MATAWARI JAPAN 代表。パーソナルトレーニング。著
どのような姿勢で滑らかな動作をおこなうか?体を整え、快適な動きにトレーニングしていくためには基盤となる骨格ポジションが重要。
4月の技アリ企画「股関節回転講座・東京教室」、東京・股関節トレーニングワークショップは、股割りトレーニングをしっかりやった!
はじめての股割りトレーニングでも私が説明する通りにすぐにできてしまう方がいる。運動経験を伺ってみると、たいがいスポーツ競技をやったことがない。癖が少ないというべきか、素直に体を動かすことができる。私のように競技に打ち込んでバリバリ体に癖を染み込ませている者にとっては羨ましい限り。結局、シンプルな動作を複雑にしてしまっているのは自分自身。その複雑にしている癖を修正していくことがトレーニングですることだといえる。心の姿勢も体の姿勢も快適な動きにものごとが進む方向でありたい。
この日は、タイガー先生がお休みかと思いきやマスカラス先生が・・・。なんでも食事用マスクだとか。^^
股割りは股関節にゆとりを持ってを動かしていく。この股関節のゆとりは深部感覚によって調整されるが、深部感覚が薄い場合は自分の可動以上に股関節を外転してそれ以上動かそうにも動かせない状態でかためてしまう。自分が自分の関節をコントロールできる範囲を把握する。無理な股割りをされる方が目立つので注意したい。
金曜日のラボで股関節の外旋トレーニングをじっくりやったせいなのか、日曜日のプライベートレッスンのときに左肩の可動が広がっていた。股関節のトレーニングが別の箇所に影響を与えることはよくあることだが、予想以上の効果があったときはうれしいものだ。