昨夜のラボのこと。
接地について中井先生、中島先生と議論した。
構造動作トレーニングでは、接地圧を一定に保って動作をおこなえる足をつくります。
それは、動作における一歩一歩の衝撃をやわらげるため。さらに地面から反力をもらって効率よく動きたいから。
世界のトップダンサーも接地について同じような表現をするそうだ。
『フットプレッシャーノーチェンジ』
ポジションをどのように作っていくのか。これは世界の扉を打ち破る鍵だ。
東京ワークショップのこと。
23日は、技アリ企画で足指トレーニング、スクワットトレーニング、また割りトレーニングの順にトレーニング講座をおこなった。その効果は、講師である私自身の股関節にも可動アップ、ここちよい足の運びを得ることができた。24日の股関節トレーニングワークショップは、足のトレーニングに時間をかけてスクワット、また割りトレーニングで股関節をじっくり動きを探った。
股関節を滑らかに動かすためには、動作においてじゅうぶんな支持が可能な足、フットプレッシャーを一定にたもつことができる足、これらが欠かせない。
今回は「追い越し禁止」について説明をした。腰を追い越して手先、上半身が運動方向を目指してしまう。そのため股関節の屈曲運動をしても腰が残ったままだ。開脚前屈で背中が曲がる、体幹をキープできない人は腰を追い越さないように気を付けること。
股関節屈曲運動は骨盤をコンパクトに前屈する。実際、開脚前屈で下腹が床につくくらいの可動域は股関節90度以下。畳にべったり胸をつけても下腹がつかない人がほとんど。それは、股関節運動が抜けているから。動きのために股関節トレーニングをおこなうのなら股関節の動きをトレーニングするしかない。やわらかい形がほしいのか、動ける身体がほしいのか、明確にすること。