6月も後半戦。週末の東京出張は、タイトなスケジュールだった。8月に発売する新刊の打ち合わせは、イラストやタイトルなどについて大詰め。また、しゃがむ力(晶文社)、深部感覚(晶文社)の2冊の電子書籍化のお話をいただいており夏は色々なことが重なる予定。
朝日カルチャー新宿教室「骨盤おこしで身体が目覚める」講座を開講。これは、書籍のタイトルのまま、実はこの本(春秋社)の講座をカルチャーセンターで開講するのは初めて。7年も前の本だから参加者の申し込み状況が気になっていたが、予想に反して満員。しかも、受付〆切後も受講の申し込みがあったそうで、参加できなかった方には是非次回の新刊記念講座に参加いただけたら嬉しいです。
この教室の窓からは都庁の高層ビルがみえる。愛知県庁のレトロな雰囲気とは対照的。
「骨盤おこし」というネーミングは本を出す以前に健康雑誌の編集者がつけた。長い年月を経てもなお様々な方に関心をもっていただき感慨深い。講座終了後は講座担当者から「様々な年齢層の方々にご参加いただきましたが、皆様ご満足の様子で、大変うれしかったです。」とメッセージをいただきました。参加者の皆さんに喜んでいただき僕も嬉しいです!
技アリ企画はタカヒロラボと足指から股割りトレーニングの2講座。ラボでは、様々なお題が出た。「一歩とは、どこからどこまでが1歩なのか」「高齢者の足のリハビリ」「イビキの対処法」などなど。ラボならではの展開が面白い。足指から股割りトレーニングでは、いつもは股割りのみに参加される方が足指が不足しているという気づきがあったようだ。股割り動作を丹念に行っていても、足の意識が薄れがちだ。これは、足の機能回復が不足している証拠。足を意識しているつもりで股割り動作をおこなっていても上達していない。自分が意識できるというのは、自分が所有しているものに限るということだ。
東京・股関節トレーニングワークショップでは、末節骨から骨格を整えるアプローチをおこなってから、股割り動作で股関節を滑らかに動かした。陸上の指導者の方にマラソン世界記録保持者の接地動画をみせてもらった。前記録保持者の接地と比較しながら、接地について考察し理想的な接地に納得。そして、理想的な接地を身につけるため俄然足指トレーニングにやる気が出たようだ。また、継続参加のSさんから「 本日も、ご指導ありがとうございました。 気付かなかった身体の感覚が、少しずつ目覚めております。 これからも宜しくお願い致します。」とメッセージをいただいた。股関節トレーニングのポイントは自分のペースでおこなうこと。わずかな変化でも確実に前進している証拠。焦らずにすすめてください!
個別指導では、バレエのつま先立ちの質を高め、 エポールマン(epaulement)対策で上腕と肩甲骨の位置覚を回復するためのトレーニングをおこなった。つま先立ちはバレエ上級者でも難しいそうだ。外反母趾になるような、つま先立ちは基本ができていないとのこと。足の構造を理解して正しいトレーニングを行う必要がある。