9月21日から22日は、東京・構造動作トレーニングで指先から身体を整えた。
末節骨の形を触察し先端をマーキングする。マーキングしたポイントを確認をしてみると、骨のイメージが正確な人、骨のイメージが曖昧な人、所有感覚には個人差がある。
指先を再確認する。末節骨の先端、爪側、側面、腹側に分け、指先は先端からやや腹側。手足の指先の確認できたら、手足の指プッシュを入念におこなう。手は末節骨と末節骨をつなげてプッシュ、足は指先をキープして中足骨を立てる。
動作時の足指を調整する。接地は身体の真下で衝撃をやわらげる。身体の真下に足の指先をおいてゆく。足指を使うということを、足の指に力を入れる、と誤解している人がいる。足の指を使うというのは、動作時に足の指が使える位置に接地し動作に参加することだ。
イスから立ち上がる動作。トライアングルベースを明確にし、座る、立つの動作をテンポよく行える骨格ポジションを身につける。これは、ハーフスクワット動作。さらにフルスクワット動作までできるように接地と体幹保持力を養う。
股割り動作。トライアングルベースを捉え、足指を意識する。足指は屈曲し曲げこんでおく。足指の意識が通るようになると開脚をキープが安定する。股関節の可動をステップアップするのに避けては通れない。
個別レッスンでは、つま先立ちの練習。バレエシューズを履いたつま先立ちとトウシュウーズを履いたつま先立ちの2パターンをおこなう。一流ダンサーでも十分な接地ができておらず、怪我につながるケースが多い。つま先立ちはバレエで踊るための基盤となる接地なので質を高めることが重要。
甲を出す。足首が硬くて甲がでない、と思っている人が多い。指先から身体を整えていくと足首の硬さが原因ではないことがわかる。綺麗な脚は、見た目と足の機能を満たしたものだと思う。