11/23-25 東京・構造動作トレーニング

11/23-25 東京・構造動作トレーニング

新刊出版記念講座「指先から身体を整える」@朝カル新宿

東京出張2日目、11月24日は朝日カルチャー新宿教室で新刊出版記念講座があった。タイトルは「指先から身体を整える」。指先から身体を整えるためのドリルを紹介した。本来は担当の編集者が同席するはずだったが諸事情で欠席。そのかわり、動作術の中島章夫先生がフォローしてくださった。

参加者は20〜80代まで幅広い。参加理由は、指の動きが鈍くなってきたから、膝や腰が痛いから、骨折後のリハビリの参考にしたいから、姿勢を整えたいから、タイトルに引かれたから、など実に様々だ。また、これまでの本の読者の方も何人か参加くださっていた。



はじまりは、チェックシートを一通り行った。編集者のアドバイスで掲載したチェックシートだが、とても取り組みやすくてよかった。そして、それぞれの項目を解説して、できなかったチェック項目をできるようにしていく流れで進めた。



今回のポイントは、「末節骨の先端を明確にすること」「手足の指プッシュをできるようにしていくこと」の2点。参加者の方は自分の指先が思っているよりも鈍くなっていることに驚かれていたが、案外、一番身近な自分のことはよくわかっていないものだ。このような機会でもなければ気づかずにすんでゆくものだろう。しかし、何かしら自分の身体の変化を感じているからこそ、現状を理解することができるのだと思う。末節骨と指プッシュが身体を整えるための入り口になるはずです。



本書の実践・リハビリトレーニングをステップ1から順に進めていくと、皆さんの動きがみるみる変化していった。しゃがむ動作や立位体前屈などは見違えるほど。身体の仕組みをしり感覚をアプローチする。筋力や体力や年齢は関係ないということなのです。



日常生活のポイントは「トライアングルベース」を捉えて身体を安定させること。腰や肩に負担をかけない姿勢で作業を行うことが大切です。そして、くつろぐときはしっかり身体をリラックスさせてください。



最後に「指先から身体を整える」というタイトルが私は少し地味かと思っていた。しかし、参加者の方から誠実なタイトルだということをいわれ安心した。実際、身体を整えるためには地道なアプローチが必要なのだ。確かにタイトルそのものなのである。



会場の窓から都庁がみえる。講座終了後は新潟から参加されていた御夫婦と意気投合し次の講座へ向かいました。



絶賛発売中! 【新刊情報】中村考宏 著『指先から身体を整える: 機能回復のための所有感覚メソッド』筋力も体力も関係ない。「末端」の感覚を高めれば身体は甦る。身体各部の骨格ポジションを整え、全身がつながりを取り戻すことで回復力の高い身体を手に入れる方法。