6/20-21 東京・構造動作トレーニング

6/20-21 東京・構造動作トレーニング

6月の構造動作トレーニング・東京教室

手の使い方が股関節に影響しパフォーマンスの低下を招く

自粛が解除され、3か月ぶりの東京だ。久しぶりに上京して、様々なことが変わっていたが、3か月ぶりに会う人たちも、また変わっていた。

人は、活動が停滞すると脳の支配が強くなる傾向にある。これは、知識の豊富な人が脳の支配が強くなって、感覚が麻痺し、実感できなくなり、身体のコントロールを思うようにできなくなることに似ている。

私自身は、もっと実感し自由な身体をもって生活を営みたい。それには、脳と実感のバランスが大切だと思う。ダンスジャルダンの中井理惠先生も、コロナ自粛で活動が停滞したしわよせなのか肩の調子が思わしくないとのこと。今回は、基本に立ち返って、手と足の機能回復を4講座に渡っておこなった。



器用に使うことのできる手は、その使い癖が股関節に影響を与えることがある。身体が硬いとか、股関節を上手く動かせないとか、その確率は高い。パフォーマンスを高めるために手足の指先まで意識する。しかし、機能の低下した指先には、実感がない。全身をまとう皮膚と粘膜の中身の機能を正常に戻し、実感を持ちあわせることが大切だ。



手の機能低下は筋肉にみることができる。手内筋の位置がずれて、母指球や小指球がぺらぺらになっているひとが多い。手内筋の起始停止部を整える。手内筋と身体の動きにつながる筋肉を開通させる。母指の使い方に癖があり、手の機能が極端に低下、使い方に偏りがある人が多い。



手の動きを見直す。


実感を伴わない身体は、頭で考えたようにコントロールできない

久しぶりに上京して気づくことが多かった。



今回は、手と足の機能回復をおこなった。特に足の機能回復は、参加者からしつこいと言われるくらいおこなった。それでも、足の中をめぐる温かな血液が、足の機能低下を実感させてくれ、それが必要だったことに気づく。



私から観れば、ひどく機能低下している足も、本人にとっては無意識のこと。それでも、何かしら自分の中に足指トレーニングに取り組まなければならない理由があるのだから、その無意識を自覚しなければならない。無意識によって隠してしまっている感覚に気づくことが大切だ。



コロナの自粛中は牧神の蹄が大活躍、今回もしっかり牧神の蹄に乗って足の感覚を戻した。

股割り

さて、股関節トレーニングの本番!股割り!

股割りは、足の実感を持っておこなうことが大切だ。仮に足の実感が伴わなくても、股割りに似た動作ならいくらでもできる。しかし、股割りに似た動作には、足の伸筋、屈筋、外転筋、内転筋、外旋筋、内旋筋の理解が欠けている。

つまり、股関節は足を動かす関節だということが重要。

今回、股割りトレーニングに10年くらい参加している人が、股割りに似た動作から股割りの意識へと変わった。これまでは、足の実感が薄かったのだ。実感を伴わない身体は、頭で考えたようにコントロールできない。このことに、気づくことは難しいことなのだと思う。本人は凄く喜んでいたので、私も嬉しかった。

綺麗で優雅に動ける姿勢をトレーニングする

コロナの自粛が解除され、3か月ぶりに施術を受ける人があった。コロナによる様々なストレスの影響なのか、首が縮んでしまった印象。動作をするにも、股関節が固まってぎこちない。体の各所に症状がでて、体調不良の様子だった。

テレビのコロナウイルス関連情報で、構造動作トレーニングでおこなっている姿勢と足のトレーニングが注目された。姿勢や足のトレーニングは、このような状況に限って必要になることではなく、快適に生活を営むのに必要なことなのだ。

様々な理由で心身の活動が停滞すると、姿勢の内観、外観にサインが現われる。姿勢の崩れが気になったり、不調のサインが現われているのであれば、身体を見直し、外観と内観の姿勢を整えることが大切だと思う。

これからの時代は、コロナの状況が続くかもしれないし、これ以上の天変地異が待っていいるのかもしれない。いずれにせよ、どんな状況になったとしても、自分を維持できる姿勢でありたい。

理想的な姿勢は、自分を維持できる姿勢を越えて綺麗で優雅に動ける姿勢。理想的な姿勢を身につけるのには、それ相応のトレーニングが必要だ。

普段、意識するポイントは、

1.視線を高く保つ

2.身体の真下に接地を保つ

トレーニングは、

1.頭蓋骨、胸郭、骨盤のポジショニング

2.四肢(上肢、下肢)のムーブメント

など

女性の方の姿勢トレーニングは、関東にお住いの人でしたらダンスジャルダンの中井理惠先生にお尋ねください。10年以上、構造動作トレーニングにとりくんでいるベテランですので、構造動作に精通した指導が受けられるはずです。



講座日程≫≫≫