2/6 ウォーキング術・一宮中日文化センター

2/6 ウォーキング術・一宮中日文化センター

足指を整え自分の足で生涯歩くウォーキング術・一宮中日文化センター

本日は晴天、昼の気温は20℃、春の陽気。11時から一宮中日文化センターで「足指&ウォーキング」講座の講師をするため、桑名から一宮へ車を走らせること1時間、会場は一宮駅に隣接する名鉄百貨店の6階にある。同フロアには催事場があり賑わいを見せていた。教室は外気を取り込む排気口と二カ所の入り口を開放しているので換気は万全だ。愛知県は緊急事態宣言が延長になったことで、講座へ参加しようか、迷っていた人たちの駆け込み需要で、定員は満席になった。



参加者は、講座のタイトル「足指を整え自分の足で生涯歩くウォーキング術:自分の歩き方を見直す」に惹かれた人、山歩き・ランニングをしている人、膝が痛い人など、普段から身体を動かす習慣がある人がほとんどだった。



年齢層は30代から90代と幅広く、ほとんどが女性だった。セルスポンジを使って足指の感覚の確認をしてみたが、皆さん思い通りにいかない様子。80代の参加者が年齢的に難しいですか?と質問するも、その目の前では90代の参加者が背筋をしっかり保って足指に集中していた。自分の歩きを見直すことは、年齢関係なく、気づいたときからはじめればよいと思う。



私が紹介する歩行動作は、衝撃をやわらげ身体に余分な負担をかけないことを目的としている。長距離を歩くと疲れる、山登りをしてたあとに膝が痛くなる、などの歩行動作は、自分にとって効率の悪いものである。健康維持促進につながる歩行動作を身に付けることが大切だ。



運動を習慣化していても、足の指に全く意識が通らない、足首をまっすぐ伸ばせない、などの参加者が多かった。これは、今までに意識をしたことがないことなので、これから足を意識していけばよいと思う。



ウオーキングマシーンで歩いていると、膝が痛くなるという参加者がいた。足がキャッチする刺激は、人工的で平面なものよりも、外の刺激(地面)がよい。さらには、不規則な自然の刺激(山)が足の機能を活性化する。また、身体の真下に足裏全体で接地することで身体を安定して保持し、衝撃を緩和することが大切だ。



O脚で脊椎椎間板ヘルニアがあるという参加者。モートン病がありマラソンを止めるよう医師にいわれている参加者。肘や手首が痛くなるという参加者。運動器系の問題は、解剖学と骨格構造・仕組みに基づいて適切な処置を施せば解決することの方が多いはず。歩行動作は、足だけの動きで成り立つものではなく、手足の連動、体幹の保持、など様々な要素がある。自分の身体と動きの仕組みを学んでいくことが解決への近道だと思う。



前回の名古屋栄中日文化センターにつづき、今回の講座も好評だったので、引き続き開催できるようにしたいと思う。参加者、スタッフの皆さま、ありがとうございました!