10/16-17 構造動作トレーニング・東京教室

10/16-17 構造動作トレーニング・東京教室

身体の地図を開眼する

東京教室

10月の構造動作トレーニング・東京教室のtakahiroラボは、横隔膜と大腰筋を正しく作用させるための骨格アプローチの方法を検討し実習した。横隔膜や大腰筋を直接アプローチする方法は、方法が難しいために後重心を身に付いてしまいやすいとの意見が多かった。また、筋肉の起始停止部の配列が崩れている状態に対しては効果が期待できない。骨格アプローチは、筋肉の起始停部の配列を整え、横隔膜や大腰筋の収縮率を高める。

深部感覚講座は、身体が体幹、四肢、指先まで運動と感覚が良好に循環し、重心移動を円滑におこなうために必要な身体を構築を構築する末端トレーニングを実習した。

また割りチャレンジ教室は、また割り動作の四肢の使い方を実習した。

継続的に参加されてい方たちの変化を観察していると、深部感覚の理解が芽生えると、身体の中の細かな気づきがでてくるようだ。深部感覚は、身体の地図を見ることができる能力ようなもの。それを得るためには、良質の感覚を積み重ねなければならない。圧倒的な良質の感覚の積み重ねは、名称でしかなかった股関節を実態にする。



牧神の蹄を日課にしている参加者たちは、足の指が長く、シャープに変化している。足の指の感覚が敏感になると、自分の重心位置を把握することができるようになる。



綺麗な足が精度の高い足。足のトレーニングの変化は、足の機能を良好にし、皮膚のキメを細かくする。



皮膚が摩擦により硬くタコになった状態も綺麗になれば正しくトレーニングができている目安になる。足の甲のタコが3ヶ月前よりも薄くなっていた。



牧神の蹄は、まずブロックの形に足を合わせることができるようにする。物に足を合わせる感覚の必要性は、接地の際に衝撃を緩和できるように足を地面に接触したい。感覚の鈍い足は、衝撃を緩和する接地感覚が薄いため、ダメージを蓄積して故障の原因になる。

股関節は、大腿骨の大転子指標にする。

スクワットをできるようにする。

足首を使えるようにする。

スクワットやまた割りなどの、基本動作は股関節の状態を知る指標になる。良質な感覚を積み重ねるのに優れたトレーニングだ。身体の地図を開眼し、身体に秘められたお宝を発掘したい。

東京世話役、動作術、中島章夫です。

骨盤おこし

10月の構造動作トレーニング・東京教室の骨盤おこし講座は、 「骨盤おこしトレーニング」を中心に、股関節とその動きの特徴について学び、快適な動作のためのトレーニングを実習した。



骨盤は体幹の土台、足は身体の土台。骨盤を安定して保持するためには、身体の土台である足の安定が必要不可欠だ。足の安定を獲得するため、牧神の蹄トレーニングでフィット感覚を養う。フィット感覚は地面の状況に最も適した接地をおこなうために必要な感覚だ。この感覚が鈍いと、衝撃を緩和することができず足からダメージを蓄積することになる。牧神の蹄の縁に合わせる感覚が難しく苦戦する参加者が多い。足の実力を高めたい。



座位の機能的な姿勢を見直す。機能的な姿勢とは、強く・安定し・すぐさま次の動作へ移ることができる姿勢だ。座位から立位へ、立位から座位へ。この一連の基本動作の流れを、いかにシンプルにおこなうことができるか。ヒントは中間重心を探し出すこと。円滑な重心移動の流れはシンプルなものだ。



どのような姿勢においても股関節の位置を把握しておきたい。股関節の位置は、この辺り、ここだと思う・・・、と曖昧でなく、ピンポイントでここ、とわかるようにしたい。



自分の身体の修正力を高める。



動作術・中島章夫先生自身の修正力は高い。



骨の捉え方。骨の形状を把握し、その骨が物理的にどの方向に圧を受けたときに強度を発揮するのかを知る。



自分の身体の中心を捉え、人と合う。相手とともに安定するポジションを探し出し、相手が感覚を拾いやすいように努める。



継続参加者たち。トレーニングの目的を理解し、感覚を拾うことに努めている。トレーニングの目的を理解してない段階では、末端の感覚が鈍く、感覚を拾うことがまだできない。



感覚を拾うことができるようになったら、身体の中に実感の伴った骨格を構築したい。



トレーニング効果を出せる参加者は、身体が軽く、呼吸が深く、笑顔である。



講座の一コマ、北海道の安藤さんが中間重心を探し出し、シンプルな一連の動作の流れに気づき、力みが抜ける感覚を実感する。

【骨盤おこし動画】身体の中心はどこにあるのか、筋肉に負荷をかけないハーフスクワット