≪5/24表参道・女性のための骨格ポジショニング≫
構造動作トレーニングで訓練する姿勢は「重力と姿勢」の関係からいえば「重力を無理なく受け止める姿勢」、「動きと姿勢」の関係からいえば「いつでも動き出し可能な姿勢」です。今回は重力下を想定した姿勢つくりということで「重力を貫く姿勢」の観点から骨格ポジショニングを学びました。
不良姿勢は重力を無理なく受け止めることができません。そのためカラダには無理がかかります。無理とは重力が「剪断力」という力になり、脊髄を断ち切るような力をカラダに蓄積するのです。まず、重力下を想定し脳・脊髄を安全に保つための姿勢をつくります。
脳・脊髄=カラダの司令塔・中枢
四肢は体幹から動く仕組みになっています。上肢は胸鎖関節、下肢は股関節です。胸鎖関節と股関節の位置覚、運動覚を厚くしましょう。
末梢神経=体性神経(運動・感覚)、自律神経
カラダの中枢と末梢を踏まえ、カラダの各パーツを重力下仕様に変換します。重力下仕様に変換されたかどうかは深部感覚の厚みが目安になります。まだ、感覚が薄い場合は、表在の痛覚、深部の痛覚、あるいは軽くなった、楽になったなどの感覚を目安にするといいでしょう。
カラダが軽く楽になる感覚を繰り返し経験する
誰でも何かしらカラダの不調はあるものです。不調というのには必ず理由があり、その理由が解消されれば、不調に感じさせている感覚を感じることはなくなります。まずは、自分の状態を知ること。
<チェックポイント>
今回は繰り返し深部感覚の入力でカラダが軽く楽になる感覚を経験しました。わずかなことがカラダに変化を及ぼし、その変化が不調や快調になる。深部感覚には位置覚、運動覚、重量覚、抵抗覚、痛覚などがあります。痛覚が目立つのならばその他の感覚を調整すればいい。痛覚が目立つ理由があるのだから。次回は「表層呼吸から深層呼吸へ」です!