8/23表参道「骨格ポジショニング」レポート

8/23表参道「骨格ポジショニング」レポート

胸郭を整え腕を自由に動かす

8月23日、表参道「女性のための骨格ポジショニング」レポートです。

今回の内容は、

  • うでを自由に動かす
  • 関節の状態をみる
  • 胸鎖関節と腕橈関節

まずは、深層呼吸の復習から

今回は、「うでを自由に動かす」がテーマでしたので、上肢骨(うで)が接続する胸郭の復習をしました。一般に呼吸は、胸式呼吸と腹式呼吸に分類しますが、構造動作トレーニングでは、浅層呼吸と深層呼吸という見方をしています(浅層呼吸:深部感覚が薄い呼吸、深層呼吸:深部感覚を伴う呼吸)。参加者から「これまでの胸式呼吸と腹式呼吸などのテクニックを駆使するよりも深部感覚を通して呼吸を回復させた方が楽になった」との報告がありました。また、胸郭を立てることにより腕はもちろんのこと股関節の動きがスムーズになりますので大切なアプローチです。

≪胸郭とは≫
胸部の外郭を形成する部分。 12対の肋骨,12個の胸椎,胸骨から成る。

深部感覚

関節を自己調整し、うでの関節の運動方向を知る

うでを自由に動かすためには、骨の定位置を知る、関節の運動方向を知る、うでの位置を調整する骨格筋の回復、基本動作で腕の動きを滑らかに訓練することを順にクリアしていきます。そして、動きの鉄則として各関節に適度な遊びが重要です。自分の腕の関節の状態を知り、上腕骨の垂直位置へと調整する目的でペアワークからはじめました。つづいて肩関節の外旋と内旋のワーク、前腕の回外と回内のワークをおこないました。

 

深部感覚

うでの末端感覚を厚くする

胸郭→鎖骨→肩甲骨→上腕骨→橈骨・尺骨の順に骨の位置を整え、うでの末端ワークを行いました。

  • 指骨
  • 中手骨
  • 手根骨

深部感覚
深部感覚

これで肩こり知らずになる!うでを自由に動かす

等身大の上腕骨と橈骨・尺骨の模型を皆さんにもってもらい、重さの感想を聞きました。「えっ、重い!」という印象が強かったようです。骨格模型ですから実際には、筋肉や脂肪などがついていますのでもっと重いのです。そのくらい重く感じる上肢骨(うで)の位置を間違えていては支えるだけで筋肉が疲労してしまいます。うでを滑らかに動かすためにも、腕や肩のトラブルを避けるためにも、腕のポジショニングを整えることが大切です。今回のワークを通して腕が軽く、肩が楽に動くことを体験しました。締めは、「にゃんこのポーズ」!

 

深部感覚