9/23愛知・股関節ポジショニング

9/23愛知・股関節ポジショニング

動きの「原理・原則」を知る

シルバーウィークの最終日は、愛知・股関節ポジショニングでしっかり股を割りました。
夏に腰痛のリハビリで参加された方も自分のカラダの状態を把握できるようになり、着実に腰痛克服へと前進していました。不安が薄れたせいか顔色もよく、ぎこちなかった動きも滑らかになり、とても元気そうでよかったです。

足の運動感覚を補充する

スタートは、牧神の蹄を使って足の運動感覚を補充します。

深部感覚

足関節底屈、股関節外旋で足指から股関節のつながりを記憶し、ニュートラル重心をセッティングします。

深部感覚

筋回復はポジショニングから

構造動作トレーニングの基本ポーズは、骨格ポジションを整えニュートラル重心にセットする方法です。シンプルな操作ですが、この中には重要な要素がいくつも含まれています。丁寧な操作を重ね基本ポーズの中身を理解することが大切です。

深部感覚

筋回復は、筋肉の起始停止を整え、目的の筋肉を最大限に収縮します。上手く収縮できない場合は、再度、骨格ポジションを見直します。それは、起始停止部が整っていないことが考えられるからです。

深部感覚

つづいて、回復させた筋肉は動きに馴染ませます。
立位体前屈、スクワット、ランジ、股割りなどの基本動作で筋肉の連動状態ををチェックします。筋肉が回復されれば関節の可動域は拡大します。しかし、筋肉が回復されていても動作の方法が適切でなければ、関節運動が滑らかに行われないばかりか、筋肉の痛みや違和感として現れます。これは、動作が適切でないと考えます。

深部感覚

股関節を動かす

基本動作である股割りは、動作方法の確認に最適です。ポジション、重心移動、筋肉の働きなど、股割り動作が滑らかに行われていれば、それぞれの働きは良好であるといえます。股割りはシンプルな基本動作ですが、動きに長けたヒトでも動作を滞りなく行うことが難しく、動作の際に力みがちです。それは、ポジションを保てない、運動方向の誤り、必要以上の筋収縮などが原因で動きの流れを止めているのです。股割りは、動きの流れを感じ取ることがポイントです。

深部感覚

股関節を動かすことは難しいので、ストレッチ方向へ逃げてしまいたくなります。しかし、それではいつまで経っても股関節を動かすことができません。股割りは、気力を充実させることがポイントです。

深部感覚

まとめ

今回は、重心の位置から動きの流れを感じ取りました。前重心でも後重心でもなく、ニュートラル重心から基本動作を行うことが大切です。カラダに不調のある方は適切な知識を踏まえて、動きの「原理・原則」に従ってください。そうすれば、治療もトレーニングも順調に進むはずです。よい、トレーニング会でした。