執筆:中村考宏
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師。2020年三重県桑名市多度町にえにし治療院を開院。股割り歴20年、MATAWARI JAPAN 代表。パーソナルトレーニング。著
実は、名古屋で股割りのみの講習会はかなり久しぶり。2010年、メ〜テレさんの取材直後は集中して股割りをやりましたが、本の出版にともないここのところ新しいテーマつづきだったのだ。
まず、股割り入門ということでルールの説明。
股裂き(開脚ストレッチ)と股割りの違い。
股関節と骨盤の関係。
重心のニュートラル。
ルーティンetc
股割りというと股関節の柔軟性アップが注目される。
しかし、柔軟性という表面的な目的ではない。
実は、重心移動をスムーズにおこなうことができるカラダへの回復。
それが、股割りの目的なのだ。
股割りでは常に運動を見据える。
股関節が硬い、動かないということであれば
運動が成立しない理由を考えるべきだ。
頭の整理をする。
運動とはどのようなことなのか?
そして、カラダの仕組みを知る。
必ず道理がある。
股割りに挑戦するきっかけは、憧れ、可能性へのチャレンジだった。
険しきかな股割り道。
力不足なら実力をつけるよりほかない。
後退せず前進あるのみ。
股割りよりも難しいこと、
それは股関節を動かすこと。
股割りは、股関節外転、外旋、屈曲。
いたってシンプルな動作に過ぎない。
だが、股関節は立体。
股割りはその入り口にしか過ぎないのだ。
世界は広い。
外部環境は広いけれど、内部環境も広いのだろう。
最小最短の型、股割り。
型はカラダに染み込んだ。
内部環境の地図を得た。
次は型を超える!