10/18愛知・構造動作トレーニング

10/18愛知・構造動作トレーニング

「感覚を拾う」ということは具体的で物理的なカラダの状態を意識し感じること

今日は地元の秋祭り。ハッピを着た子供たちが元気にお獅子とともに町内を練り歩きました。そして、昼からは構造動作トレーニング。秋晴れの遠的場で汗を流しました。

牧神の蹄(ぼくしんのひづめ)

10/18愛知・構造動作トレーニングは、「牧神の蹄」からスタート。今回は、「足の指先から股関節までをつなげるワーク」「足の指先から体幹までをつなげるワーク」をおこないました。まずは、基本の足関節底屈で牧神の蹄の縁に足の小指をかける。足の指先に意識が通らないレベルでは、少し難しいかもしれないが股関節を滑らかに動かすトレーニングには欠かせません。

 

深部感覚

 

つづいて、足関節底屈をキープし、股関節の伸展&外旋。これも、かなり苦戦しました。それは、体幹キープがままならないから。ここで、早くも広背筋を投入しました。

 

深部感覚

 

ポイントは、三角筋前部線維と広背筋の違いを知ること。広背筋を収縮させようと頑張れば頑張るほど重心を引いて肩を挙げ、三角筋や大胸筋で力んでしまいます。上腕と胸郭のポジションを保つことが広背筋クリアへとつながります。

 

深部感覚

 

そして、長趾屈筋⇒後脛骨筋⇒ハムストリングス⇒外旋六筋⇒広背筋をつなげます。この股関節伸展ラインはつながるまでが大変だと思います。各パーツを理解し、カラダ全体を捉えることで股関節伸展運動になります。

 

深部感覚

『重さを伝える股関節運動』基本動作の実技

牧神の蹄が、かなりハードになりましたが、いよいよ本題へ!股関節が滑らかに動くための重心位置の基準をもつ。重心移動が滑らかに行われる運動方向へカラダを変化できる状態に骨格ポジションをセットする。骨、筋肉、関節の連動性を滞りなく動作が行えるようにする。重心移動の滑らかな動作は重さが伝わる動作といえます。これは、日常動作、実践動作において「動作の質」を決定する重要な要素です。重さの伝わり方をみながら股関節運動をトレーニングをしました。

≪メニュー≫

  1. 骨格筋回復(動トレ):広背筋
  2. スクワット(しゃがむ)股関節屈曲、外旋
  3. 股割り(開脚前屈):股関節外転、外旋、屈曲

深部感覚

腰の動きから股関節の動きへ転換する

私は、腰痛がある方に「腰で動くことから股関節で動くことに切り替えましょう」とアドバイスをします。それは、腰痛の方をたくさんみてきましたが、股関節を動かすことが苦手な方が多いからです。股関節を屈曲させるのに、どうしても腰で動かしてしまいます。これは、股関節をきっちり覚えて股関節を動かす訓練をするしかありません。運動の鉄則は、腰を安易に動かさないこと。腰はカラダの大黒柱ですから、どっしりと立てて、股関節を駆使するのです。つまりは、体幹をキープすることなのです。知識だけでも感覚だけでも運動だけでも股関節を動かせるようにはなりません。この3つを総合し「股関節の仕組みを知り」「感覚を拾い」「重心移動を滑らかに動かす」のです。ただし、「感覚を拾う」ということは、連想することや、イメージ、想像することではなく、具体的で物理的なカラダの状態を意識し感じることですので注意が必要です。股関節を屈曲しているはずなのに、腰が痛い場合は、股関節を滑らかに動かせていない合図ですので目安にするといいでしょう。