10/25、この日はパーソナルトレーニングの約束があり、朝一で渋谷へ。
スタジオに到着し2時間ほどレッスンをして、その足で表参道の次のスタジオへ向かう。
女性のための骨格ポジショニングのはじまりは牧神の蹄を使って末端の感覚センサーのスイッチを入れる。足の指先から股関節までのつながりを一気に開通させるまでいきたいところ。しかし、深追いはせず接地感覚の入力を丹念におこなう。
今回のテーマは「あしづくし」。はじまりの牧神の蹄がかなり効果的だったと思う。それは、やわらかな接地には足の指先の感覚を集中する必要があるからだ。それでも足の小指側が危うい。丁寧に足指の接地を確認し、骨を立てる。それから、骨の捻じれを取り、重力を無理なく受けることができる姿勢に整えた。
カラダを支える土台を安定させるための深部感覚メソッドの実践。
外反母趾や足底筋膜炎などの足のトラブルが発症するには必ず理由がある。まず、その症状について知り、そして「なぜ発症するのか」理由を探る。相手がわかれば、あとは攻略するのみ。今回は、攻めの治療、攻めの考え、という話をした。外部刺激による変化を待つ治療よりも内部刺激を拾うことによる変化を向える攻めの治療が大切。
セルフケアはトラブルを攻略するためのいくつかの方法を実習した。ポイントは、常に「運動」と「感覚」を行き来すること。そして、内部に生じる刺激を感知し感じ取ることでセルフケアがトラブルを攻略するための強力な武器になる。
怪我をすれば、それは治癒へのはじまり。夜が明ければ朝になるように、怪我をすれば治るという関係は決まっている。しかし、治らない怪我、収まらないカラダの不調というのには、治癒を阻害している理由が必ずある。むしろ治療そのものは簡単であるが、治癒を邪魔する存在が厄介なのだ。その存在についてはワークショップで話している通り。ぜひ、攻めの治療で突破してほしいと思います。