先週末は深部感覚(固有感覚)三昧だった。
金曜日は晶文社さんを訪問した。
編集部、営業部の皆さんに挨拶をして
「深部感覚」から身体がよみがえる!
の見本を確認した。
装丁も紙の質感も良好!
すでにAmazonでは予約がはじまっている。
夜はTakahiroラボで深部感覚(固有感覚)を高めるための前提における言葉の整理をした。
解剖学的肢位の基準を捨てて機能的肢位を深部感覚(固有感覚)リハビリトレーニングの基準にする。
機能的肢位は強く安定した肢位であること。
土曜日午前はNHK青山教室で深部感覚(固有感覚) リハビリトレーニング講座。
テーマは「浅層呼吸から深層呼吸へ」。
昨夜に引き続き、深部感覚(固有感覚)の解説をする。
深部感覚とは、意識されない感覚の流れ、
体の位置、緊張、動きを無意識のうちに
自動的に調節する感覚です。
この感覚が鈍くなると、
自分の体を思うように
コントロールできなくなっていくのです。
呼吸法は自律神経の調節を目的に行われる場合が多い。
深部感覚(固有感覚)リハビリトレーニングでは、体性神経システムにおける効果器としての呼吸器系の回復を行う。
午後は技アリ企画「動きのためのスクワット」の実習。
いつもと違った雰囲気の教室で。
深部感覚(固有感覚)が高まるためのスクワットのやり方を解説。
腕の上げ方の練習。
力を伝えるスクワットの実習。
夜は朝日カルチャーセンター新宿教室で「深部感覚リハビリトレーニング」講座。
担当の編集者さんが講座の様子をツイートしてくれた。
深部感覚の難しさは「ある」のが通常だけど、意識されないから一度「ない」状態になってはじめてそれが「あった」ことに気がつく。自らは意識できない感覚 をどうトレーニングするか…。あるのに意識できないというのは、ないのにあるように感じられる「幻肢痛」の真逆とも言える。
深部感覚(固有感覚:プロプリオセプション)はセラピスト側からの刺激では育たない。自らが動くことによって生じる内部の刺激を、クライアントが自分で積 極的に拾っていかないと高まっていかない。入力・統合・出力の体性神経システムにのっとって深部感覚リハビリ・トレーニングは設計されている。
動いて「軽くなった」という感覚が芽生えてくるのが良いトレーニング。動いて疲労がたまったり、体が重くなるトレーニングというのはよい入力ができたとはいえない。
深部感覚(固有感覚)は死に向かって薄くなっていく。感覚がなくなってしまったら、死んでしまう。けれどもそれを維持したり濃くしたりすることはできる。 だから皆、自然と運動したり体を動かしたりする(感覚を刺激してる)。質の高いトレーニングを考えるためには解剖学的肢位を離れる必要もある。
捻挫をした時、普通は冷やして固定して、しばらく経過をみて治りました、というけど、そこで壊れた固有感覚を回復(リハビリ)させるということがこれまで されてなかった。だから、何度も同じところを捻挫する。固有感覚が壊れたままだから。それをリハビリするところまでいって、ようやく治療となる。
「機能的な正座」と「行儀のよい正座」は違う。「機能的な正座」ではひっくり返されない。機能的肢位は深部感覚(固有感覚)を働かせられるポジション。
参加された皆さまのおかげでセンセーショナルな講座になったと思う。
日曜日は東京・股割りワークショップ。
股関節の深部感覚(固有感覚)を高めるための条件を整えるため丹念に各エクササイズをおこなった。
〆はプライベートレッスンで後頭骨、頸椎、胸椎の固有感覚を高めた。
そのおかげか、3日間の疲れが目に溜まっていたのか、パアッと視界が開けた。