8/21-8/22東京・股割りレポート

8/21-8/22東京・股割りレポート

基本動作「スクワットと股割り」で股関節の動きを滑らかにする

胸郭のポジションを探る:動きのための体幹トレーニング

8/21-8/22東京「構造動作トレーニング」レポート。21日のTakahiroラボは、中井理惠先生の報告からスタート。「体幹をまとめることで長時間ヒールを履いて立っていても疲れ知らずになるのはなぜか?」。安定した体幹と不安定な体幹の違いを考察。そして、上腕と胸郭に注目して体幹をまとめる。胸郭の状態は個人差があり、胸郭を立たせれるだけのキープ力も人それぞれ。それにより呼吸力にも差がでる。これは、カラダの土台レベルを上げて胸郭の位置を整えるより他ない。体幹をまとめるためには、骨格の位置関係を整え、深部感覚を備え、骨格筋を回復、基本動作の訓練、の順を踏む。不安定な体幹では、それを調節するために筋肉が頑張らなければならない。安定した体幹は、ブレることなく下肢の筋肉に余分な仕事を課す必要がない。しかし、見た目だけに安定するのではなく、動きのための体幹トレーニングで動作において安定することが大切だ。そして、基本動作スクワットをおこなった。かなり、深い内容だったが、シンプルな動作というのはそういうものである。

 

深部感覚

肩こり知らずになる:うでの深部感覚

8/22NHK青山教室は、手腕を快適な動きへいざなうための手腕の感覚をとりもどす(重量感覚)ワークを実習した。イカリ肩、巻き肩、テニスエルボウ、腱鞘炎、肩こりなどの不調に陥らないための上肢ポジショニング。この日は、昼から朝カル立川で「女性のための骨盤おこし」講座のために上京したよし子がアシスタントをしてくれたので、いつもと違った雰囲気で講座をすすめることができた。場が和んでよかったのだと思う。次回は、バランス感覚をとりもどす(深部感覚)ワークを行います。

 

深部感覚

股割り

NHK終了後は、技アリ企画「骨格ポジショニングと股割り」のため、青山から月島へ会場を移動する。骨格ポジショニングは、基本事項をしっかり行う。重心位置の決定方法、カラダの土台つくり、基本動作で股関節を滑らかに動くように訓練する。はじめて参加された方たちだったが、綺麗に立位体前屈ができるようになった。股割りは、足指から股関節の動きをつなげる内容でおこなった。

 

深部感覚

 

足指ワーク、

  1. ブレーキ解除の足指モビリゼーション
  2. 足関節底背屈で骨格筋回復
  3. 牧神の蹄で股関節外旋ワーク

そして、股割り。

  1. マウント富士のポーズで体幹をまとめる
  2. マウント富士のペアワーク
  3. ファイブカウント〜ドロップ股割り
  4. 最高の一本勝負、股割り

 

深部感覚

足の末端(足指)から股関節へ:自在に動く脚つくり

股関節の基本動作は、股割り動作に限らず足の末端までの運動感覚を備えることが大切だ。股関節の外旋動作を向きになって練習したところ大腿のつけ根から膝が痛くなったという参加者がいた。その方の股関節の動きを見せてもらうと、股関節外旋というよりも股関節のブレーキが混じった外方向の脚の動きだった。外旋六筋は沈黙し大臀筋や大腿四頭筋が頑張り疲労していた。足の末端の運動感覚が薄いために、なかなか、自分では気づきにくい。しかし、理由がわかれば股関節の滑らかな軌道に修正し、動きを訓練するのみ。動きのミスは、大成功につなげるチャンスになるのだ。股割りのハードルが高い人は、スクワットからはじめてみてはどうだろうか。これも、かなり奥が深い基本動作ではあるが、探る価値はあると思う。

 

深部感覚

構造動作トレーニング日程