2017年は三重県でのトレーニング合宿からスタートした。1/1は名古屋駅で参加者と待ち合わせをして三重県へ。午後から屋外にて構造動作トレーニング。
タイソン・ランニングと命名された股関節の切り返しトレーニングでじっくり股関節を加熱する。つづいて、タイガー・スクワットと命名されたしゃがむ動作のトレーニングをペアになっておこない、股関節の運動方向を探る。ただし、ペアでおこなう際に手の接触が難しい。手と足の接触圧力を一定に保持して動作することを心がけた。
さらに動作の際は腰椎の生理的前弯を保持する。スクワット動作だけでなく、伸脚動作においても同様。スクワット動作で股関節の感覚が薄いと各関節の屈曲の割合が偏りお尻を後方へ突き出してしまう。腰椎椎間関節から股関節の動作へ転換していくことがトレーニングの進展につながる。
継続的にトレーニングをおこなっている参加者には、タイソン・ランニングからのウエイトシフト。股関節の切り返しがわかるようになると軸足と重心移動の理解が深まるようだ。まずは、股関節の深部感覚が共通言語になるのでしっかり動かしておきたい。
夜は新年会で今年の抱負を参加者からうかがった。私も皆さんの目標を応援したいと思った。翌朝は、9:30からスタート。
この日は、牧神の蹄とバランスボールをつかっての構造動作トレーニング。トレーニングアイテムというのは使い方によって絶大な効果を発揮するもの。一気に室内の温度が上昇しマスクマン達には応えたはず(笑
上腕の位置、運動方向を揃えて股関節の連続屈曲運動。バランスボールの元気玉運動など、普段やらないトレーニングに皆笑顔を保てない。前脛骨筋などの足関節背屈筋がジワジワと筋肉痛、ピクピクと自分の意思に反して笑いはじめる。それだけ、自分の体をコントロールしきれないのだ。
随時、股関節の確認をする。膝蹴り、ハイキックが軽く滑らかに動作できるようになっていればOK。
この日は、唯一の小学生もがんばっていた。子供も大人も関係なくがんばれ!
このトレーニング合宿は、構造動作トレーニング継続者の皆さまへ中村考宏が企画し三重県の吉田高大さんの全面的協力があり実現したお年玉トレーニング企画だった。参加者の皆さまにも喜んでいただけたようで企画したかいがあった。今後もこのような楽しい企画を盛り込んでいきたいと思います。