これだけはできるようにしたい足の指先をニュートラルに接地すること
足の指をやわらかくふんわり接地する
このトレーニングでは、足の指先をニュートラルに接地すること。
それ以外の接地ではトレーニング効果が期待できません。
皆で同じ動作をおこなっても接地が違うので、重心位置も筋肉の作用の仕方も当然違ってきます。みな同じに見えても同じ動作の質ではないのです。
とはいえ、容易に身に付く接地ではありません、常にレベルアップを心がけていると思いますがなかなか満足いく接地になりません。
しかし、安心してください!
きちんと足の構造・仕組みを理解して接地のトレーニングをすればできるようになります。それは股関節の可動拡大、動きのキレへの道が開かれることになりますので頑張ってください(笑
逆に足の理解のないままトレーニングをつづけていたとしたら、いつまでも間違ったまま...。足の考え方を整理してトレーニングすることが大切です!
足指のニュートラルは、足の指節間関節の屈曲優位ではありません。意識的に足指を寄せすぎて爪が地面にあたっている人がいます。これは、間違いです。
足指の間違いで、指先の力み過ぎ(過伸展)、指伸ばし過ぎ・開き過ぎ(伸展)が多いので注意してください。(省略:浮き指)
間違いがなかなか修正できない場合は、足の構造・仕組みの理解が間違っているかもしれません。再度、解剖学、生理学、運動学、力学を見直してみてください。
それから、足の指は器用に使えるようにすることが目的でなく、機能的に動きに参加できることが目的です。足の指で物がつかめることよりも、物や地面に対して適切に接触ができることが重要です。ここは、間違いやすいので注意してください。
≪おさらいのポイント≫
1、後脛骨筋と長母趾屈筋・長趾屈筋を分けて収縮率を高めること
2、足の深部感覚を繰り返し入力し接地感覚を厚くすること
3、必要があればブレーキ量を減らすモビリゼーションを加えること
4、足関節の内・外反を除いた状態で足根骨を整えること
5、圧を分散、衝撃を緩和する接地を心がけること
6、ソックス、シューズなど適切なものを着用すること
7、シューズ、履物などは履きこなすように心がけること
以上、ポイントだけですが、足指ニュートラルで股関節可動域の拡大、動きのキレアップの道を切り開きましょう!
赤ちゃんの足指、趾をやさしくふわっと接地することで動きが快適に
ベビーダンス考案者の田中由美子さんから報告がありました。
かわいい赤ちゃんの足指です!
ベビーダンスに通われている赤ちゃんの足指をパシャリ!
「田中由美子さん:11ヶ月のものにつかまったら立てるハイハイの赤ちゃんです。 お座りから重心移動してハイハイポジションになるのですが、ハイハイポジションへの重心移動のときに超きれいに足指が揃ってて、美味しそうなポークビッツみたいな指してました。(^^)」
実は、私もおいしそうだからと娘の手をパクッと口に入れたら泣かせてしまった経験があります。そうしたら田中さんも同じ経験があります...。と、どこの親もやることはかわらない?
足の指先はやわらかくふわっと接地。
赤ちゃんのときはあんなにやわらかったのに
大人になるとやわらかく地面を捉えることが難しくなります。
接地の方法、考え方は様々にありますが、
まず足の機能を取り戻すことが先決です!
そしてシンプルに足指はやわらかくふわっと接地。
赤ちゃんと大人とでは筋力の発達度合いは違いますが、
無理なく体を支えて快適に動くための足がほしいです。
足指トレーニングの目標
1、衝撃を和らげるための足のアーチ構造を取り戻す
2、足の裏全体の広い面で自重を分散する
3、足の指先のセンサーを研ぎ澄ます
足の指をやわらかくふわっと接地することは
重心移動を滑らかにするための基本です!
股関節を滑らかに可動を広げるためにも
この接地は重要です。
この接地ができていれば股関節は滑らかに動かせます。
逆に接地ができていないと股関節はカチカチです。
接地は股関節の動きを指標にしてください。
足指トレーニングに興味のある方は、
トレーニング会、講座などでお尋ねください。