速く、遠くへ飛ばす感覚、ロングキャスト(Long cast)基礎練習【3】
極めて特殊な条件を想定して遠投・ロングキャスト(Long cast)の練習をはじめた。そのようなチャンスがあるかさえ分からないが、なにか飛距離ということに魅力を感じたから楽しく練習ができているのだと思う。
先月末、仕事の打ち合わせのときに趣味が釣りと居合術である担当編集者に練習風景の動画を取るようにアドバイスされた。確かに自分の動作を確認してみることで様々な気づきがある。これは、キャスティングに留まることなくピッチング、バッティングなどの動作と共通点が多く非常に参考になった。先週の大阪でも野球をしているダニーさんに、ずいぶんアドバイスをもらったし、投げたり打ったりする動作からみえることがあるのだろう。
私は、あらためてキャスティング、ピッチング、バッティングなど動作中ブレーキになることや体が故障するメカニズムを実感してみて、奥深き動作の世界に入り込んでしまったようだ。キャスティングの方法はオーバーヘッドキャスト、サイドキャスト、ピッチング(下手投げ)などがある。私はオーソドックスにオーバーヘッドキャストをとことんやってみようと考えている。しかし、一つの動作とはいえ実に多くのポイントがあるので長期戦を想定した方がよさそうだ。
キャスティング練習は杖をつかってシャドープレーが主になっている。やはり実釣に勝るものはないが、なかなか時間と場所がむずかしい。ロングキャストで逸早くつかみたいのはリリースのタイミングだ。角度は2時、45度の角度がよいらしいが、もっともエネルギーを集約したタイミングで開放したい。それには、錘の重さを感じること、竿のしなりを十分に活かせるようにならなければならない。キャスティング動作の一連の流れは、普段の股関節トレーニングの確認として手軽にできるが、リリースのような技術的な課題は実釣でないとコツがつかめない。この辺りが難しいところ...。
リリースについては、とりあえず実釣までおあずけ。それまでにやっておきたいことは、股関節の切り返しを滑らかにすること、股関節の外旋力アップ、軸足と接地の安定、背筋の収縮率を上げて腹圧キープ(体幹保持)、上腕の深部感覚アップ、腕橈関節と胸鎖関節の連動、グリップワークなど。これだけでもずいぶんたくさんの項目があるから楽しめそうだ。
「曲げる感覚」と「しならせる感覚」で遠くへ飛ばす
最近は、遠投(Long cast)動作の解析が面白い。改めて飛距離を出す、遠くへ飛ばすためには「曲げる感覚」と「しならせる感覚」が必要だということを実感する。しかし、両者の感覚が備わっていない者としては、遠投動作に必要な様々な要素を組み立てて一つの動きにするしかない。
・強肩
・鞭のように
・遠くへ運ぶ
・腰の回転
これまで個々に独立していた表現が一つのイメージになりつつある。遠投(Long cast)動作で重要なのは、やはり接地だと思う。この辺りは、構造動作トレーニングと併用していくとして、実際に遠投練習をする場所と時間が問題だ。
そろそろ自分に合った道具で練習してみたくなってきた。もう少し、基本的なことを覚えてからかな?相棒選が楽しみであり、なかなか決めれないかもしれないがワクワクする(笑
遠くへ飛ばす感覚、キャスティング【casting】
キャスティング【casting】とは、釣りで、竿にリールをつけ、仕掛けを遠くへ投げること。私は、これまでに仕掛けを遠くへ飛ばすということを深く考えたことがなかった。いざ、フルキャストを試みるも上手くいかない。
フィンガープロテクターを装着しているのにも関わらず人差し指が痛い。ラインを解放するタイミングが悪いために目標から右へ反れてしまう。ライントラブル続出でみるみるスプールのラインがなくなる。練習用に40グラムのメタルジグを使っているが、振りぬく瞬間にラインが切れて紛失つづきで、全くいいところがない。
これまでに何も考えずにやっていたキャスティングの動作解析をしてみることで発見もあったが、奥深さに低迷中...。決定的なのは私に「遠くへ飛ばす」という感覚がないこと。まあ、ないものは生み出していくしかないので、とりあえず基本的な体の使い方を正確にして、キャスティング動作を滑らかにおこなえるようにしていく。そして、竿の素材や道具の特性などは後回し。
それにしても指が痛い..。長竿を振りぬくのは負荷が大きすぎるのだろうか?