今回のテーマは頭部の筋。浅頭筋はは表情と照らし合わせて実習。表情筋の実習の前に骨格の位置を整えてから望む。女性にとって顔層筋は関心事だから準備に余念がない。
骨格位置を整えるときのポイントは、骨格が安定していること、骨格が強いこと、直ちに次の動作へ移ることができる骨格位置であること。さらに、念には念を支持基底面内の重心線が中心にちかいこと。
まずは、重心と重心線、接触面と支持基底面について細かくチェック。つづいて、四肢と体幹の支持性をチェックする。
より安定する骨格ポジションの確認を行ったのち、顔層筋のアプローチにもっとも適したポジションについて検討する。表情筋や咀嚼筋の緊張は円滑な動作の妨げになる。顎をリラックスするだけでは抜けない根深い緊張を探り当てパフォーマンスを向上させる。
筋肉をそれぞれ確認し表情をつくりながら自習する。
前頭筋、後頭筋、眼輪筋、皺眉筋、鼻筋、大頬骨筋、笑筋、口角下制筋、小頬骨筋、上唇挙筋、口輪筋、口角挙筋、下唇下制筋、おとがい筋、内外側翼突筋など。
▲目でみる人体解剖学(廣川書店)著 齋藤基一郎 王昌立
表情筋は顔または頭の皮膚の中へ拡散する。これらの筋肉が収縮すると皮膚に変幻自在の変化を及ぼす。これはシワや皮膚の溝になって表情、顔つきをつくる。
▲人体解剖学(南山堂)著 藤田恒太郎
ちょっと、気になったのがハゲのこと。後頭筋と前頭筋がおでこから頭の天辺、後頭部へと拡散している。ハゲても側頭部から後頭部は残りやすいが、後頭前頭筋が頭部を縦断するラインがハゲやすいこと。どうも筋肉の関連性からみてみると後頭前頭筋がやばそうだ。他の影響でこの筋肉が動いてないことがある。まあ、ハゲの原因はいろいろありそうだが、私も年齢的に気を付けた方がいいかも。
▲日本人体解剖学第一巻(南山堂)著 金子丑之助
とはいえ、頭部の筋、表情筋も起始停止部があるわけで、骨格ポジションが整っていなければ筋肉をゆるめたとしても、また同じように硬くなる、緊張する、エンドレス状態だ。動作を円滑にするプラスアルファ、ハゲ予防で俄然やるきがでてきた(笑
顔面深層リラックスで円滑な動作へ骨格チューング準備完了!