手の機能解剖学

手の機能解剖学

手の機能解剖学から股関節の動きを滑らかにする!

ゴールデンウィーク最終日は名古屋・構造動作研究会で手の機能解剖学を勉強しました。おかげでパソコンのキーボードを打つ指が滑らか、滑らか。^^

深部感覚

前半は接触の考え方と手の機能回復について理解を深めました。
効率よく力が伝わる接触は、手と物が広い面積で必要にして十分な「圧・力」であること。
「圧・力」は強すぎても弱すぎても不十分。
動くときは必要にして十分な「摩擦力」が必要。

バットやラケットの扱いで手にマメができる場合は摩擦力が大きすぎる。
そのため効率よく力が伝わっていないといえる。
手の機能、動作を見直すことが必要。

深部感覚

後半は手の構造、仕組みの理解を深めた。

腕橈骨筋、長・短橈側手根伸筋、回外筋、肘筋、尺側手根伸筋、総指伸筋、小指伸筋、示指伸筋、長母指伸筋、短母指伸筋、長母指外転筋、円回内筋、橈側手根屈筋、長掌筋、尺側手根屈筋、浅指屈筋、深指屈筋、長母指屈筋、方形回内筋、背側骨間筋、掌側骨間筋、虫様筋、短母指外転筋、短母指屈筋、母指内転筋、母指対立筋、小指外転筋、短小指屈筋、小指対立筋を一通り付着、走行、特徴を確認した。

深部感覚

さらに対立運動が可能になるための深指屈筋の特徴、第5-4中手骨と手根骨から成る関節の特徴、指の伸展・屈曲における背側骨間筋と虫様筋とウイングリガメントの構造と仕組みの理解に時間を費やした。

筋触察では腕橈骨筋と長橈側手根伸筋の区別、回外筋と円回内筋の位置を把握するために筋肉をよけて橈骨と尺骨を確認した。

手の筋肉は、細かく数が多いために時間を費やしたが、ヒトやモノと手を接触をするさいの立体的な構造が手に染み込んだようだ。

本日のポイントを簡単にまとめると安易に突指だと思って放置すると股関節の動きに制限をかけるほど影響する。ヒトの手は精密機械のようであり、またブルドーザーのような強力なパワーを伝える重機のような構造と仕組みを兼ね備えている。しかし、ひとたび歯車を掛け違えれば、その強力なパワーはわが身にダメージや負担として流れを変えてしまう。指は大事にしましょう!

とても専門的な勉強会ではあるが、わかりやすく、たのしく、学ぶことができました。次回は恥骨、坐骨、小転子に付着する筋肉の特徴を踏まえて動きを学びます。そうそう、ツイキャスライブ配信をしてみました。

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