意識と無意識

サッカー雑誌の記者さんから相談があるって/「意識と無意識」

サッカー雑誌の記者さんから連絡があった。
記者:『ご相談があります。』
私:『久しぶりですね!いい話ですか(笑』
記者:『取材に協力いただきたいという話なのでいい話かどうかは(笑』
私:『いいですよ!』

 

以前は、骨盤の仕組みの解説にメッシ選手を絡めた話だった。
今回は....。
いろいろと切り口を考えるなあ、という感じです。
売れっ子記者さんともなると読者を楽しませるため
様々に切り口を考えるのですね。
道理でご活躍の様子、今後が楽しみです!

 

さて、競技をされている方は速効で結果を得られる何かを求める傾向にある。
一流選手の骨盤ポジションを知れば、そのポジションを意識する。
そして、すぐに納得できる効果を得られなければ別の何かを求める。
考え方や取り組み方は人それぞれですから求める者の自由ですね。

 

しかし、速効で納得できる効果を得られる場合というのは、
それに見合った器が自分にある場合です。
私がアプローチするものは「有る」ものに対してではなく「無い」もの。

 

ここでいう「無」とは、実体のある「無」、
すなわち、現実に即した「無」、
何も無いという現実です。
「無」と「有」は、双方とも現実に即しており、
カラダの世界に実在するリアルなのです。

 

一方で「意識」というのは、
実体のある「無」の世界には存在していません。
たとえば、ある機能が故障してしまった、
あるいは機能が無い状態に対して「意識」は届きません。
すなわち、「無」が「無意識」なのではないのです。
「無意識」というのは、機能が「有る」状態での意識なのです。

 

パフォーマンスの低下といわれるものの中には、
このリアルの「無」に近い状態が潜んでいます。
ある機能が故障しているのなら治さなければいけませんし、
感覚が鈍く機能回復が望めなければ
「意識」も「無意識」もそこにはおよびません。

 

つまり、「無意識」だと思っていることは、
本当は「無」で、「意識」しようと 思っても
「意識」に上がらない状態にある、ということです。
ですから「無い」ものを意識したとしても
簡単に納得できる効果を得られることができないのです。

深部感覚(ディープセンセーション)≫≫

 

 


 
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