とことん股関節、股割り猛ダッシュ!
春は積極的に股関節トレーニングをすすめています。先日は久しぶりに筋肉痛になりました。しかも、筋肉痛の場所が腸骨筋。なんと、なんと、手指で下腹・骨盤の内側を深部へ辿ると確かに腸骨筋でした。おそらく股割りの外旋、屈曲が効いたのだと思います。筋肉痛には良い筋肉痛と悪い筋肉痛があります。良い筋肉痛といっても動きに問題があるから痛みがでるわけなので「良い」というのはおかしいのですが、トレーニングの方向性が良いと考えられる場合は筋肉痛でも喜んでいるわけです。
5月23日の東京技アリ企画「骨格ポジショニング⇒趾⇒股割りmoreチャレンジ」
タイトなスケジュールでしたが、せっかくなので骨格ポジショニングから股割りまでをストーリにしました。
骨格ポジショニングで内部感覚を研ぎ澄ます⇒趾(あしゆび)でブレーキ軽減およびアーチ構造の充実⇒股割りで股関節の動きを円滑にし重心移動を滑らかにする
骨格ポジショニングで内部感覚を高めることにより続く趾、股割りトレーニングの効果があがったようだ。通しでトレーニングされた方たちは良い経験ができたのではないかと思う。いつにも増してトレーニングポイントが洗練されレベル以上の動きができていたようだ。
股関節の動きを円滑にするための条件
構造動作トレーニングでは股関節の動きを円滑するために股割りをおこなっています。その他にも股関節の動きを円滑にするための条件があります。
<股関節を円滑にする条件>
- カラダの土台のレベルを上げる
- 末端と中枢をつなげる
- 深部感覚を厚くする
- 骨格筋回復
- 基本動作を滑らかにする
股関節を円滑にするための条件が揃ったら「股関節を切り返す」
どうしても股割りを目標にしたり、トレーニングで汗を流して満足してしまいがちです。構造動作トレーニングではトレーニングのためのトレーニングではなく実践のためのトレーニングをおこなっています。股関節の切り替えしというのは重心の移動に伴い左右の股関節が切り替わることをいいます。股割りのロールオーバー外旋から内旋への変化も股関節を切り返すといったりしますが、まずは左右股関節の切り替えしを滑らかにすることが大切です。
<股関節の切り替えし>
- 切り替えしリズム(スローテンポ〜アップテンポ)
- ロールオーバー
股関節の切り替えしリズム
股割りを丁寧に行う動きは超スローテンポ、ゆっくり走る動作はスローテンポ、これらの動きにはずいぶん慣れたと思う。ここからアップテンポに望むのだが、骨格ポジションを保つことが相当難しい。リズム感のいい人なども骨盤が左右上下したりしてウエストを動かしている。また、カラダ全体ではなく足先だけでテンポを合わしている人も少なくない。私の場合は胸辺りはいいのだが股関節から足につながらない。シューズを履いたとき、素足のとき、室内、屋外などの環境でもずいぶんリズム感覚が違ってくるようだ。
痛みを追い越せば痛くない
股割りは痛いから辛いという人が多い。しかし、股関節の動きがわかりはじめると、痛みを追い越せば痛くないことに気づく。痛みを伴う動作というのは、そもそも動きに問題があるわけで痛みの感覚ばかりを研ぎ澄まさないで他の深部感覚を研ぎ澄ました方がいいと思う。