股割りできをつけること

股割りは毎日やった方がいいですか?

股関節の外転・外旋・屈曲トレーニング

股割りのイメージがストレッチになっている方が多い。

 

・風呂上りに股割りをすると効果がある
・毎日股割りをすると効果がある

 

などは、一般にストレッチでいわれる効果です。
股割りは、風呂上りでなくても、毎日やらなくても効果があります。

 

強く刻み込まれたイメージを払しょくすることは、
簡単でありません。

 

まずは、股割りは何をすることなのか?
ストレッチは何をすることなのか?
を知ることが先決です。

 

ストレッチは、筋肉を伸ばす(伸長)ことですが、
股割りは、股関節を動かすことができるようにする練習です。
ですので、それに作用する筋肉を縮め(収縮)ます。
全く異なるアプローチですから、理解がないままでは
思うような効果が得られません。

 

そこで、提案があります。
「股割り」を「股関節トレーニング」といい換えてみてください。
「股割り」を「股関節の外転・外旋・屈曲運動の練習」と
いい換えてみてください。
ストレッチのイメージが抜けない方は、股割りといわずに、
「股関節トレーニングで股関節の外転・外旋・屈曲運動の練習をする」。
というようにすすめてみてはいかがでしょうか?

 

そうすると、股関節運動の練習ですから
風呂上りよりも、競技の練習で関節が温まっているときの方が
効果を期待できますし、
股関節を動かせれるようになった可動範囲内は、
毎日練習しなくても、自転車に乗れるようになることと同じで
いつでも動かすことができます。
何年振りかに自転車に乗ったとしてもしばらく練習すれば、
感覚を取り戻すことができるのと同じように、
一度可動域を上げた股関節も運動不足が続いたとしても、
しばらく練習すれば感覚を取り戻すことができるのです。

 

さらに股関節の可動域を上げて競技のパフォーマンスアップに活かしたい。
広い可動域を得たとしてもコントロールできなければ意味がありません。
股関節の可動域をゆっくりな動きから速い動きに対応する練習をします。
そして必要があれば動きの質をさらに高めていくことが大切です。

 

これから、股割り=股関節トレーニングをはじめられる方は、
股関節の可動域を上げてみないとこれらの感覚がわかりません。
「股割り」はその指標になるものです。
股関節の外転・外旋・屈曲運動ができるか、できないか?
その股関節の動きは滑らかか、ぎこちないか?
円滑に股関節を動かすことができるのなら
それを瞬発的な力に転換できるか?転換できないか?
など、股関節の動きの質を高めていきます。

 

「股割りは毎日やった方がいいですか?」という質問をよくいただきます。
自分が何をどうしたいのか、という股割りをする目的によります。
股関節の動きの質を高めて競技動作に転換したいということであれば、
やることが沢山ありますから、休んでいる暇はないでしょうし、
健康のために快適に歩きたいということであれば、心と体がここちよい程度の
マイペースということになります。

 

股割りは股関節の動きをトレーニングするものです。
目的に合ったトレーニングを心がけてください!

深部感覚

 

 


 
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