股関節トレーニング|名古屋MATAWARI JAPAN

股関節トレーニング hip joint training

股関節の位置はどこですか?

もう10年以上前から治療やパーソナルトレーニングを受けられる方、講座の受講者などに

「あなたの股関節はどこですか?」

と問いかけつづけている。以前は大腿の前面(鼠径部)を指す方がほとんどだったが、最近は私の書籍を読んでみえるせいか、きちんとお尻の関節(ヒップジョイント)を示す方が増えたように思う。

股関節トレーニングの鉄則

股関節がお尻の関節(ヒップジョイント)だということはトレーニングの鉄則。しかし、股関節の位置を知っていてもなかなか実感を伴うに至らない。それは、股関節の深部感覚が薄いから。深部感覚を積み重ねて厚くなった段階で股関節の位置が実感として伴い、股関節の動きを感じることができる。

股関節: ヒップジョイント(hip joint)

股関節トレーニングはイメージではなく、動きと感覚を経験する

股関節をイメージして動きを感じようとしても想像の域から脱するのは難しい。カラダには構造、仕組みがあり、股関節は構造、仕組みに即して可動する。つまり、股関節が動くための条件を備えていなければイメージトレーニングをいくらつづけても想像でしかない。

股関節が動くための条件:股関節フリー

股関節の動きをみるポイント

股関節の動きを滑らかにするためのトレーニングは、足と体幹の構造を整えて股関節の動きを訓練します。足と体幹を整えるというのは、股関節が動く状態に下肢骨を配置し、骨格筋の働きを万全にすること。そして、それらの骨格位置が重心を無理なく受けることができるポジションにあること。足と体幹を整えるというのは、股関節を滑らかに動かすための条件になります。この条件を満たすためには、骨格位置を定め、骨格筋回復、深部感覚の入力などの要素をクリアしていきます。

 

股関節の動きの訓練は、これらの条件を保持しながら重心移動を円滑に股関節運動を行います。股関節運動は、スクワットや股割りなどの基本動作がわかりやすいと思います。わかりやすいというのは、骨格ポジションが保持できているか、重心移動が円滑に行われているか、など実際に股関節の動きを確認しやすいということです。

 

スクワットは、しゃがむ動作ですので股関節屈曲、膝関節屈曲、足関節屈曲、という下肢を深く曲げる動きをします。股割りは、股関節外転・外旋・屈曲、という開脚で前屈する動きをします。これらの基本動作は、とてもシンプルですので股関節が滑らかに動いているか、動いていないか、一目瞭然です。

 

股関節を柔軟にするための施術を受けたり、ストレッチを続けているけれども、「股関節の動きが思うようにいかない」という声を聞きます。股関節に可動制限がある、或いは、股関節に痛みがある場合は、股関節が滑らかに動くための条件を満たしていない、もしくは、動作の際に条件を保持できていないと考えられます。

 

何を求めるかにもよりますが、股関節を滑らかに動かすためには、それに必要な条件を揃えて動きを訓練することが大切です。

なぜ股関節をやわらかくしたいのに、やわらかくならないのか

「股関節がやわらかい」というのは、どのような状態のことなのか?おそらく、「股関節がやわらかい」という実感をした経験がなければ想像するしかありません。ですから、開脚180度できることが「股関節がやわらかい」と想像している人が多いと思います。しかし、実際にはストレッチに取り組んで180度開脚を達成したとしても、今度は「股関節を動かしたい」ということになります。現場では、開脚180度できたとしても、動きにキレがない、怪我が絶えない、などの悩みが多いのです。

 

それは、例えば「開脚ストレッチ」と「股割り」は、筋肉を伸張するか収縮するかの違いがあります。ストレッチは筋肉を伸ばしてやわらかさを求めるのに対し、股割りは筋肉を収縮して動きを求めます。そして、多くは開脚ストレッチに取り組むのです。筋肉には、伸ばされると縮むという特性があります。これは、伸張反射といわれる生体の防御反応で、関節が可動範囲を超えて怪我をしないように制御しています。「開脚ストレッチ」で180度開脚を達成する場合は、この伸張反射を鈍らせてしまった状態のことが多いのです。逆に「開脚ストレッチ」で180度達成できてない場合は、伸張反射が作動しているので正常といえます。しかし、開脚180度を達成したとしても、動作では動きにキレがない、怪我が絶えない、という結果が待っているのです。

 

筋肉が力を発揮するのは収縮したときです。股関節は、筋肉が収縮することにより可動します。つまり、「開脚ストレッチ」は筋肉を伸ばす(伸張)ばかりで股関節の動きの訓練に至っていないのです。ですから、「開脚ストレッチ」は股関節をやわらかく滑らかに動かすのに向きません。これは、ストレッチを否定しているわけではなく目的に合わないのです。ストレッチは、適度に心身をリラックスするのによいでしょう。

 

股関節をやわらかく滑らかに動かすためには、股関節をそのように動かす訓練が必要です。「股割り」はそのための一つの方法なのです。「股割り」は、股関節を外転/外旋/屈曲に筋肉を収縮して動きを訓練をします。「股割り」も「ストレッチ」と同様、緻密な知識と実践を要します。股関節のやわらかい滑らかな動きを求める、動きのキレを求める、怪我の予防を求めるのには、「股割り」などの動きの訓練が必要なのです。

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深部感覚

参考サイト:MATAWARI JAPAN

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