動きのキレ・トレーニング

円滑な重心移動を瞬発的な力に転換するトレーニング

股関節パーフェクトトレーニング

2016年も1月1日からトレーニングスタートです!正月だというのに横浜や三重から名古屋にやってくるつわもの達に、マシーンを使ったお年玉トレーニングでこてんぱんにしてやりました(笑

 

深部感覚

 

これまで彼らには「動きを滑らかにする」ためのトレーニングをすすめてきていますが、今回は私が実際にトレーニング現場でおこなっている次の段階のトレーニングに挑戦です。それは「円滑な重心移動を瞬発的な力に転換する」ためのトレーニング。

彼らは構造動作トレーニングの概要をある程度把握しているメンバーなので、マシーンの取扱説明はスムーズに理解できました。そして、ここぞとばかりに動きの「キレ」というものをトレーニングするということが、どのようなことなのかを知るために一気に加速しテンポアップ。

「カシャーン、カシャーン、カシャーン!!!」

室内に響き渡る機械音、鏡に映るポジションの変化が一致する様子は、とても爽快です。

昔、筋トレをやっていたころはパンプアップした肉体に喜びを感じましたが、今は「動きのキレ」を五感、体感で味わうことにより喜びを感じるようになりました。今回のお年玉トレーニングは彼らに喜んでもらえたようでよかったです。「円滑な重心移動を瞬発的な力に転換する」ためのトレーニングには、構造動作トレーニングの基本をしっかりカラダに染み込ませることが大切です。また、一人でも次の段階へ挑戦できるよう精力的にトレーニングの指導を行っていきたいと思います!

やり込み型「構造動作トレーニング:動きのキレ」

1月1日の新年「極秘」トレーニングのことでたくさんのメッセージを頂いた。「参加できなくて、残念」「マシーントレーニングしたかった」「何で誘われないのか」など。メッセージを下さった方、わざわざありがとうございました。これは、元旦ということを考慮して私が直接トレーニングの案内をお送りしました。顔が思い浮かぶ方に送信したつもりでしたが漏れがありましたらすみませんでした。

また、今回のトレーニング内容は参加メンバーが構造動作トレーニングをやりこんでいる方たちでしたので、マシーントレーニングにしました。これまでにプライベートでしか行っていないトレーニングなので複数人でおこなうのは初チャレンジでした。来年はどうなりますか、「参加したい」「希望」などありましたらご連絡ください。

さて、構造動作トレーニングをやり込んでいる方向けの記事です。これまでにトレーニングは「動きに転換すること」が重要ということを繰り返しお話してきました。そして、そのための基本動作もいくつか紹介し「動き」を練ってきました。「動き」をトレーニングするのには、段階が必要だと考えています。

それは、

1 動きを生み出すための土台つくり
2 動きを円滑にするための条件を整える
3 円滑な動きを瞬発的な力に転換する

の段階です。

一足飛びに「3 円滑な動きを瞬発的な力に転換する」トレーニングに至らないことは、今回のマシーントレーニングで理解できたと思います。しかし、「3」にチャレンジしてみることで自分の力不足が浮き彫りになったのではないでしょうか。

いいかえると、

1.動きに乗せる
2.動きに乗る
3.動きを力に変える

「動き」の段階を指標にすればいいと思います。「2」から「3」への段階へステップアップするには、「落下式」や「テンポアップ」トレーニングでのハムストリングスの跳躍感覚がキーになります。競技をされている方は、加速感覚に偏りがちで、ハムストリングスの収縮率の低下を招いているケースが多いです。

動きを力に変えるということが、スピード(速さ)だけでは成り立ちません。深部感覚のキープ力を高めるとともに瞬発的な力に変えることが大切です。この「力」が、いわゆる「動きのキレ」ともいわれるものだと考えています。ダンスをやられている方などは骨格筋の収縮率が低いために、動きを力に変えるまでに至ってないケースが多いです。「1」「2」をしっかり吟味し「3」へステップアップするようにしてください。

また、「3」の段階へステップアップしたい方はお知らせください。将来的には、やり込み型「3」のトレーニング会ができるようになると、どんなに楽しいかと夢膨らませています(笑

動きのキレを生み出すリズム:構造動作トレーニング

円滑な動きを瞬発的な力に転換するトレーニングは、重心が移動する軌道を滑らかに描くことからスタートします。このとき「いかにして体幹を運動方向へ移動させるか」ということが最難関です。「動きに乗せる⇒動きに乗る」ということができればよいのですが、構造動作トレーニングをやり込んでいても体幹の運動感覚まで届かせていない方が多いです。まず「体幹を動きに乗せる」ことに集中します。

つぎは、「動きに乗る」。
動きには、様々なリズム(テンポ、ビート)がありますから、まずロウギアを確かなものにしてから徐々にギアを上げていきます。ギアを上げていくと、加速感覚に偏って体幹が落ちてしまうことが多いので注意が必要です。その場合は、深部感覚のキープ力を高めるトレーニングがたりていません。

そして、いよいよ、「動きのキレ」にアプローチとなります。
ポイントは、動きのキレを生み出すリズム(テンポ、ビート)を探し出すことです。そして、動きのキレという瞬間は、小刻みに刻んだビートの1刻です。テンポアップからのビートの刻みに移行できない場合は、骨格筋の収縮率がたりません。柔軟性を備え、リズム感があるにもかかわらず動きにキレを生み出せないのはこのような理由です。

以上を踏まえ、バシバシ爽快なクリティカル音を連発してください。

さて、動きのキレをトレーニングするということは、各競技の技術・技(テクニック)を乗せる土台を訓練するということになりますが、技術・技(テクニック)そのものの訓練ではありません。トレーニングの意味をしっかり整理してください。

技(テクニック)も動きのキレも磨けば磨くほど冴えわたるものです。ところが、ピーク時をすぎた選手は「体力の衰え」「動きのキレがなくなった」などを感じます。技(テクニック)は職人技を備えているはずが、肝心の土台が危ういのです。技(テクニック)と動きのキレをバランスよくトレーニングできれば、それに越したことはないのですが、課題なのだと思います。

何事も一足飛びには叶いません。確実に段階を踏まえてステップアップしていきましょう!

動きのキレを増す股関節の切り替えし:構造動作トレーニング

円滑な動きを瞬発的な力に転換するトレーニングの股関節切り替えし。爽快なクリティカル音を連発した後は、例のフルコースメインディッシあとのスペシャルメインディッシュ。^^

股関節の切り返しトレーニングは、股割りからのロールオーバーに挑戦するとよいのですが、かなりハードルが高いです。そこで、前段階のチャレンジとしておこなっているトレーニング。股関節は、外転、外旋、屈曲-内転、内旋、伸展と多彩な運動方向へ可動させることができます。その中でもアクセルとブレーキの方向があるので、キレよく切り返すためには股関節運動方向の深部感覚をマックスまで高めた状態でおこなうのがベストです。

@股関節切り返しのポイントは、「体幹のキープ力を高めること」。
Aもう一点は、「股関節外旋筋の収縮率を高めること」。

呻き声を押し殺して苦痛に耐えながら股関節を切り替えしている方は、@Aが不足しています。逆に柔軟性を備えていても股関節を切り返せない方は、@Aの不足+股関節の深部感覚が不足しています。

体幹のキープは広背筋の収縮率を高め腹圧でボディを頑強にすることにより安定感が増します。股関節の切り替えしをコントロールするには、ボディの内・外圧力の変化を利用します。そして、股関節の内外旋が切り替わるタイミングは、外旋収縮率がマックスに高まった瞬間です。その一瞬は、一気に股関節を開放状態に解き放つ感覚です。股関節周りの不純物が一掃され脚の軽やかさが得られれば、質の高い股関節の切り返しができた証です。マッサージいらずの動きで股関節を開放する感覚が味わえるよう@Aを万全にチャレンジしてください!

また、切り替えしのポジション、動作チェックの際は空腹で行うこと。前段階までは満腹効果が期待できますがここからは空腹で、トレーニングのためのトレーニングにしてしまわないことが大切です。切り替えしは実践にダイレクトに直結するトレーニングを目指してください!

動きのキレをトレーニングする

動きに乗せる-動きに乗る

動きのキレはスピードだけで成り立つものではない。
私は正確な動作の延長にあるものだと考えている。
正確な動作というのは重力を正しく受けるポジションにおける動作。
重力を正しく受けるというのは、重力を無理なく受けるということ。

構造動作トレーニングの実践トレーニングでは、「腰を落とす-腰を入れる」というシンプルな基本動作の延長に動きのキレを見出す。「動きに乗せる-動きに乗る」という動きの流れの延長に動きが力へと転換され、それが動きのキレになる。まだ、的を得た表現ができないでいるが実際にトレーニングをしているメンバーならわかるのではないだろうか?

私が「動きのキレ」という構造動作・実践トレーニングをとりあげる理由は、基礎をしっかりみにつけてほしいから。構造動作の項目が多岐にわたり、トレーニングを進めていくのが容易でないことは想像できる。ただし、これはこのトレーニングに限ったことではなく、動きのキレを手に入れるということは攻めの考え方で望まなければ叶うはずがない。

まず、自分がトレーニングによって健康レベルの変化を目標にしているのか、あるいは動きのレベルを目標にしているのか、もう一度整理してほしい。健康レベルが目標ならば基礎を身に付けることを目指せばよいし、動きレベルが目標なら動きのキレを磨いてゆかなければならない。ほとんどのメンバーが、基礎で足踏みしているような状況なのだ。

今一歩、踏み出してほしい。

身体が硬い人の脚抜き体験(ロールオーバー)/動きのキレトレ

名古屋・動きのキレトレ効きました!

 

北海道、関東のメンバーと名古屋城で合流しロウギアランニングからスタート。
しかし、これまでにロウギアランニングの練習環境がなかったせいで皆、大苦戦...。
テンポ160〜150〜140〜130〜120の順。
衝撃緩和の接地が難しいようです。

 

ということで、これからの課題ができました。

深部感覚

続いてのメニューは動きのキレトレ!
ここからは、これまでの股関節屈曲練習が決め手になってきます。
身体をゆるめて動きが楽になることと、動きの練習を重ねて動きが楽になることとは違います。動きのキレは質の高い正確な動作の延長にあり、質の高い動作を反復練習をすることでしかキレは出せないのです。
ということで、普段の自主練の成果を試すいい機会になりました。

深部感覚

最後は、特別メニューの脚抜き(ロールオーバー)体験!
これは特別な器具を使います。

 

身体が硬い人は「脚抜き」なんて無理、無理、
と思っている人が多い。
それは180度、大きく開脚ができるくらいに股関節がやわらかくなってからできることなのだと。

 

身体の硬いはじめてのメンバーが挑戦です。
「やっぱり、ムリ、ムリ、ムーリ―」。
って、ムリカベか(笑

 

では、身体は硬いけれど脚抜き経験者が見本を。
そして、イメージがついてカチコチ頭がやわらぐと挑戦する気になります。
構造動作トレーニングの基礎トレさえきちんと重ねていれば身体がカチコチでも脚抜き(ロールオーバー)ができるのです。

 

トレーニング終了後は名古屋名物へレッツゴー!
いいトレーニングができました。

 

*こちらのトレーニングは顔と名前・身体の状態を把握している方のみです。

深部感覚

 

 


 
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